分譲マンションの供給
分譲マンションの供給が増えるにつれ、そこには多様な能力を持つ人々も増えてきました。そんな住民のなかから、分譲マンションが抱えている問題点や多様なトラブルを知恵と工夫で解決するなど、管理組合活動に積極的に参加して新しいコミュニティーづくりに向けて行動する人々が、少しずつ増え始めたのです。この小さい、局地的な活動は、やがて全国各地に波及し、全国的な管理組合団体(全国マンション管理組合連合会、略称全管連)を発足させて今日に至っています。私も一九八三年に「マンション問題研究会」を発足させ、八五年一月には零細な月刊誌「シティ・コミュニティ」を発刊し、居住者の立場から分譲マンションにまつわるさまざまな提案や問題点の指摘を行ってきました。活動は既に十四年目になります。このように、居住者の立場から分譲マンションの問題点を指摘してその解決方法などを提案する活動は十数年前から続いてきたのですが、行政や業界は新規供給にだけ関心を持ち、一○○万戸、2○○万戸と年々増加し続けるストックには無関心のままでした。