「永住できる」条件

人の一生の暮らしを託せる分譲マンションとは、いったいどのような住まいでしょうか。確かに住戸の広さは重要です。立地条件の善し悪しも重要です。しかし、それだけでは「永住できる」条件を満たしているとは言えません。分譲マンションを供給する業界のプロたちは、「永住できるマンション」が備えるべき「必要かつ十分」な条件は、決して教えてくれません。教えてくれないのは当たり前、彼らはそんなことには無関心なのです。彼らが熟知しているのは、新しいマンションを売るためのノウハウに過ぎません。「分譲マンションはパパ抜きゲームと同じ。パパをつかまないためには五年から一○年以内で転売するのがベター」などとノウハウ書で抑愉されても、多くの分譲会社は反省の気配もなく、「売れさえすればすべて善し」と、平気で悪質な物件を供給し続けてきました。人々の無関心を良いことに、多くの欠陥マンションが供給されました。近い将来住民同士が必ず利害対立するような原因を内包した分譲物件も、多数販売されました。