はじめに

昭和三十年代がら建設され始めた分譲マンションは年とともに増え続け、現在では大都市圏の住まいとして定着し、その総戸数は三○○万戸になりました。賃貸住まいからスタートして分譲マンションを購入、その値上がりを待って転売し、最後に一戸建てを手に入れるlそうしたステップァップの「住宅すごろく」が長年続いてきましたが、土地神話の崩壊とともに、最近では、分譲マンションの位置づけが仮の住まいから永住型の住まいへと変わってきたようです。新聞や住宅情漁歴誌には、立地条件や住戸の広さを強調した「永住型」のマンションの広告が目立つようになりました。今まで自分の住まいに無関心だった人たちの間でも、このまま数十年、安心して暮らし続けられるのか、自分の住むマンションをあらためて見つめ直す機会が増えているようです。